NECが、今話題のミニノートPCの新ブランドとして「LaVie Light」を立ち上げました。その最初のモデルである「BL100/RA」が11月上旬に発売される予定です。
これまで台湾メーカーであるASUSのEeePCやエイサーのAspire Oneなどに牽引されてきたミニノート市場ですが、ついに国内最大手が参入することになりました。ミニノート発売当初は、既存ノート市場の確保を重視した戦略をとっていた国内メーカーですが、もはや無視できないレベルにまで市場が拡大しているため、あわてて参入を決めたということころでしょうか。
BL100/RAは、CPUはAtom N270(1.6GHz)でチップセットはIntel 945GSE Express、メモリは1Gバイト(メモリスロットは1基で空きなし)。HDDは、SSDではなく、2.5インチHDDで容量は160Gバイト(5400rpm/Serial ATA対応)とミニノートにしては大きめの容量を確保しています。通信機能は100BASE-TX対応の有線LANと、IEEE802.11b/g準拠の無線LAN。重量は約1.17キロ。
液晶ディスプレイは8.9型で、画面解像度は1024×600ドットですが、非光沢タイプを採用しているため、映り込みの心配をする必要がないのはうれしいですね。グラフィックス機能はチップセット内蔵。気になるキーボードの仕様は、17ミリピッチとミニノートとしては大きめ。これならある程度の打ちやすさを確保できそうです。
OSはWindows XP Home Edition(SP3)で、バッテリー駆動時間は約2.6時間。この程度の時間だと、外出先で安心して使うことはできなさそうですね。実際の駆動時間はもっと短くなると思われるので、こまめにバッテリーをチェックする必要があるかも。オプションで標準装備のバッテリーと同容量の「バッテリパック」が用意されるようなので、外出先で使用することが多い場合には、こちらを購入したほうがいいでしょうね。
実売予想価格は6万5000円前後とのことなので、ライバルメーカーに比べると、若干高めという感じがします。でも国内大手メーカーのミニノートということで安心感がありますから、充実したサポートを期待するなら、購入を検討してみてもいいかもしれません。
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